業務用エアコンに不具合が起きた時、修理するか交換するか迷います。どちらを選択するのが良いかは、設置してからの年数や使用している環境で決まります。設置してから日が浅く、保証期間内であれば修理して使い続けた方が良いでしょう。しかし保証期間が過ぎていて、大掛かりな修繕工事が必要な場合は新しいものに交換した方が得になるケースが多くなります。
法人が業務用エアコンを店舗や工場に導入する場合、本体価格や工事費など全額を経費として計上することが可能です。一般家庭に取付ける製品と違い、業務用エアコンには減価償却の計算のための耐用年数が国により定められています。機械的な寿命のほかに、減価償却期間のことも考えて修理か交換かを選択します。機械としてはメーカーの部品保有期間は9年に設定されています。
そのため設置から10年以上が経過している場合、部品の入手が難しく修理することは困難です。省エネ効果の高い新機種に交換した方が、ランニングコストを含めた場合得になる可能性が高くなります。一般家庭のエアコンの設置工事と違い、家電量販店などではなく専門の販売店に依頼することになります。その際、販売だけでなく設置工事も行っている業者に依頼した方が安心です。
設置後にトラブルが起きた場合、下請け業者が間に入っていると責任の所在が不明確で対応が遅くなることが考えられます。設置からアフターサービスまで、一括して自社で行っている業者に依頼した方が費用面でも得になる場合が多いです。
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