業務用エアコンを交換する際には、家庭用とは異なる様々な注意点があります。それは、取り付け後の調整を確実に行うことです。家庭用の場合には基本的に1台でその部屋の空調を賄うため、交換後は簡単な運転テストを行い問題がなければ作業が完了となりますが、業務用エアコンの場合には複数台が設置されていることが多く、それぞれの風量や相乗効果のバランスを全て確認しなければなりません。そのため、交換を行ったものだけではなく、その他の状態も併せて確認し必要に応じて調整をすることが必要となります。
業務用エアコンが利用される場所はオフィスなど比較的広い空間であることが多く、多くの人がその場所で働いていることに注意をすることが大切です。またオフィスの場合にはほとんどが自分の席で1日中動かずに作業を行っているため、十分に調整を行わないと極端に寒い場所や暑い場所など、ムラが生じてしまうことが多いのが問題です。これを解消するためにはそれぞれの風量や温度を相乗効果を考慮しながら確実に調整し、全体の空気の流れを一定に保つようにすることが必要です。業務用エアコンの交換を行う場合、その作業自体は比較的簡単に終わることが少なくありません。
しかし調整には十分に時間をかけ温度のムラが場所によって生じないように配慮することが大切です。そのため業務用エアコンの交換の手順は設置工事だけではなく、この調整に多くの時間を費やすことが多いため、その時間の確保も必要なものとなっています。
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