ビルトイン式業務用エアコンについて説明します

ここでは、ビルトイン式業務用エアコンについて説明します。パッケージ化されたエアコンに加えて、建物用のマルチエアコンがオフィスや店舗に設置される場合があります。また、設置場所や用途によっては、家庭用エアコンを設置する場合が多くあります。他の冷房機と混同しやすいパッケージの特徴を、各冷房機との違いを比較しながら見ていきましょう。

パッケージ（ビルトイン）とは？パッケージは、冷房機の室内機と室外機のセットです。そして、複数の機器がグループ化されていることから「パッケージ」と呼ばれています。冷房機業界では「PAC」とも呼ばれ、1台の室外機と連動して複数台の室内機を操作できることも特徴です。建物用マルチとの違いビル用マルチも業務用のひとつですが、厳密にはパッケージ（ビルトイン）の範疇には含まれていません。

現在のパッケージは、室外機の電源から各室内機に電力を供給しています。しかし、ビル用マルチでは、室内機と室外機の電源が異なります。そのため、室外機の容量範囲内であれば、室内機を自由に選択できるのが特徴です。家庭用エアコンとの違いパッケージと家庭用の大きな違いは、冷暖房能力です。

家庭用は、家庭などの限られたスペースで使用できるように設計されています。そのため最大3馬力しか処理できません。一方、業務用パッケージは最大10馬力で利用可能です。より広いスペースでより多くの電力で空調が可能です。

耐用年数にも大きな違いがあり、パッケージの場合は13～15年、物理的には10～15年と言われています。